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Special issueHistory of sales promotion item#5ろん!パンもすっぽりちも7item name満員御礼。うける販促品の舞台裏。 娘の習い事の帰り道に何気なく立ち寄った、近所の人気パン屋さん。店員さんがサッと開いたレジ袋にパンを詰める姿を何気なく眺めていた時に「こういう構造のショッピングバッグって意外と無いかも?」と思ったのが、発想の原点だったと思います。ちょうど、スーパーに続いて全国のコンビニチェーンがレジ袋の有料化に踏み切った頃で、「ビニール製のレジ袋を使うのはエコじゃない」という機運が高まっていたタイミングでした。 この頃自社で商品化していたショッピングバッグは、スーパーでの買い物を想定したものがほとんどで、レジカゴにすっぽり収まるタイプや保冷温機能がセールスポイントというような、どちらかと言えば大型・大容量が魅力というアイテムが主力。コンビニだと、そのサイズって使いにくいよね? ということで、営業サイドからは、コンビニでの「ちょっと買い用」を想定した小容量から中容量のレジバッグを商品化して欲しいという声が出始めていました。企画当初は、ごく普通の小型のショッピングバッグを作ればいいかなと考えていましたが、広げた状態から持ち手の部分を引っ張るだけでバッグの形状になる構造を採用したことで、シンプルな商品に実用的な魅力をプラスできました。34190/クイック デイリーバッグ34191/クイック デイリーラージバッグ商品掲載 P.86 商品化のための開発段階でまず意識したポイントは、男性にも使いやすいこと。これ以前のショッピングバッグは女性を意識した商品がほとんどでしたが、この商品は女性も男性も利用するという点に配慮しています。そこで男性に日常のコンビニでの買い物の仕方をリサーチした結果、「ショッピングバッグはたたむのが面倒」「機能性は必要ない」という意見に着目し、商品開発のポイントとして取り入れることにしました。発見は身近なところに。立ち寄ったパン屋のマチ付きレジ袋がヒント!目指したのはハンカチのように持ち歩けるレジバッグ。

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