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Special issueHistory of sales promotion item満員御礼。うける販促品の舞台裏。 一つひとつ階段を上るように商品企画が進められてきた「キャンプス」の船出にあたっては、どんなアイテムをどのくらいの数でリリースするのかも重要になります。今回の商品セレクトでは「継続性の高いブランドとして認知されること」「リリースから3ヶ月で売り上げ3千万円を達成すること」を目標として設定し、メインの価格帯を300円から500円に絞り込んでいます。ちなみに、「継続性の高いブランドとして認知されること」は、会社としての過去の経験を踏まえた上での企画担当者の思いであり、売り上げや商品価格帯については営業チームの強い思いが込められました。幸いにも「キャンプス」の企画を社内でプレゼンテーションするタイミングで営業スタッフの意見を聞くことができ、さまざまな意見を取り入れながらラインナップを絞り込むことができました。 また、アウトドア感を強く意識したカラー展デザイン・カラーリング開もこだわったポイントのひとつ。いい意味で販促品らしくない「グリーン」「オレンジ」「ベージュ」の3色に絞り込むことで、カラー展開でも「キャンプス」らしさを表現。ステンレス素材のアイテムにはツヤ感を抑えたマットカラーを採用するなど、「キャンプス」の世界観を表現するアイデアを随所に垣間見ることができます。 アイテムのデザインについても昨今のアウトドアブームで人気がある商品の傾向を地道に分析し、機能性に特化して無駄な装飾を極力省いたミニマルなデザインを基本に。すべてのアイテムが企画段階から機能性について練り込まれたオリジナル商品という点も、注目のポイントです。手頃な既存商品を探してきてロゴを入れただけのアイテムでは、なかなか受け入れてもらうのが難しいジャンルなだけに、妥協のない姿勢で機能とデザインを両立することに徹底的にこだわりました。5prototype 01ずっと使いたくなる、デザイン&カラーを模索。03.design and color

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