SPソース2023年秋号vol133
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特集シーズンアイテム防災・ライト環境アクティブキャラクターボトル・タンブラー文具・モバイルタオル・ハンカチキッチン・食器バッグお掃除リビングセルフケア高額食料品消耗品4ベース黄色文字黒色▶防災セット(使用シーン特化型)ベース黒色文字黄色▶救急セットベース赤色文字白色※印刷の都合上、商品の色、素材感が実物と多少異なる場合がございます。※写真はイメージです。また、写真の中には、商品以外の品が添えられている場合がございます。日常に馴染むデザインと非日常でのユーティリティ。モシモニソナエル 商品カテゴリーカラー こうしてブランディングの方向性が決まり、まず初めに着手したのがブランドネームとロゴデザイン、統一して使えるパッケージデザインの作成です。この3つを決める際に念頭に置いたのは、「幅広い世代のライフスタイルにフィットする洗練されたデザイン」と「適度に非日常性を感じさせてくれるエマージェンシー感」の融合でした。生活空間に置いてみて危機感が出すぎると、ユーザー目線では好まれず、おしゃれで非日常感がなさすぎても販促品としては選ばれにくくなることが考えられました。そこで候補に挙げられたのが、これまでの防災用品で多く使われていたレッドをあえて外したイエロー&ブラックのカラー展開です。ベースカラーはエマージェンシー感を強めに感じさせるイエローですが、ブラックカラーのロゴデザインをシンプルでおしゃれに作り込むことで、危機感を適度に中和することに成功しています。また、商品ジャンルに課せられた目的をストレートに表現した▶防災セット「もしもに備える」というワードは、「MOSHIMOniSONAEL」「モシモニソナエル」という2種類の表記で採用され、イエロー&ブラックの世界観の中でシンプルなデザインにまとめあげられています。余談ですが、アルファベットロゴの「O」を「顔」のデザインにしているのは、デザイン担当者のちょっとした遊び心だそう。こうした危機感を出しすぎないためのアイデアが、細部にまで息づいています。 また、セット商品に共通する黄色いパッケージボックスを、デスクの引き出しや自宅のカラーボックスにすっきり収まるサイズにしたり、非常時に持ち出しやすいハンドル付きにするなど、市場から吸い上げた細かいニーズに対応するアイデアを盛り込むことで、防災用品セット「モシモニソナエル」の魅力は、大きく向上することになりました。コレは自宅に置きたい!いつも見える、手に取れるところに備える前提で、「自宅に置きたくなるデザイン」なのがポイントです。黄色い箱の防災セット。

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