満員御礼。うける販促品の舞台裏。#6MOSHIMO ni SONAELもしもの便利が詰まった、3item name[モシモニソナエル]新時代に受け入れられる防災セットを創る。商品掲載 P.21防災用品シリーズです。このシリーズの際立った特徴は、単品商品もセット商品も統一感のあるシンプルなイメージでパッケージがデザインされていることでした。特に、セット商品のパッケージは、生活の中に自然に溶け込みそうなこれまでにないデザインで、目新しさを感じたといいます。 また、多くの被害を出した東日本大震災を振り返ると、関東の大都市部で多くの帰宅困難者が発生し、混乱したことが思い出されます。これを機に、「企業」や「公共施設」における防災用品の備蓄のあり方が注目されるようになりました。「個人で備える」というこれまでの考え方にプラスして、「企業や施設で備える」という考え方が広く浸透し、その需要に応える商品が少しずつ市場に出回り始めていました。「本当に必要な防災用品を、保管しやすく持ち出しやすいおしゃれなボックスで保管する」というアイデアコンセプトは、東日本大震災を機に変化した需要から生まれたものでした。Special issueHistory of sales promotion item 防災セットや災害時に使えるアイテムは、以前から販促品としてある程度の需要が存在しており、特に関東大震災をきっかけに制定された「防災の日」関連のイベントなどで使われている印象でした。その状況を一気に変えたのが2011年に発生した東日本大震災です。日本中で地震への危機意識が高まり、防災グッズを備える家庭が急増し、販促品としての防災セットの需要も拡大していきます。 このような需要拡大を受けて「モシモニソナエル」シリーズの商品企画が立ち上がります。東日本大震災を機に誕生した需要にも対応できる新しい商品群の構成が求められるなか、どのように「モシモニソナエル」シリーズが誕生したのかご紹介していきます。 まず、ブランディングのきっかけになったのは、市場に流通する防災用品の調査過程で見つけた、大手雑貨ブランドの活用シーンを意識した分かりやすいカラー設定ベースカラーとロゴカラーの組み合わせは、「危険をイメージさせるイエロー&ブラック」と「救急をイメージさせるレッド&ホワイト」を使い、直感的なわかりやすさを意識。日常空間に馴染みやすくなるように、ロゴにキャラクターを組み合わせています。
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