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Special issueHistory of sales promotion item#3売りは「ぷにぷに感」。誰が実用的要素を足しながら欲しがるかをイメージし、明確なターゲットに向けて商品化しています。&moreitem name7満員御礼。うける販促品の舞台裏。34665/ぷにぷにクマさん タイマーライト商品掲載 P.116/P.132採用しています。ただ、ひと口にクマといっても、かわいいと思う表情は人によって異なります。また、今回の商品はシリコン素材の「ぷにぷに感」を重視しているため、触感を損ねる可能性がある着色ができませんでした。このような条件下で、最終的には形や表情の違う50種類以上のクマを3Dでデザインし、丁寧に時間をかけて商品化案の絞り込みを行っています。 また、実用性の向上にも二つのアイデアが盛り込まれました。試作段階の点灯スイッチセンサーは、強めの振動を与えないと点灯できませんでしたが、製品版では軽く本体を置いた程度の振動でも反応するセンサーに変更され、日常での使いやすさが向上しています。さらに、メガネを掛けられる(置ける)形状に改良したことで、ベッドサイドでの使用に最適な機能性もプラスされました。「かわいい」ルックスに惹きつけられた商品が、実はセンサー式ルームライトでメガネホルダーにもなるというサプライズ感こそが、このアイテムが選ばれている重要なエビデンスなのです。3Dアニマルのむずかしさ高いハードルにチャレンジ。 開発の原点は、雑誌付録として話題になっていたシリコン製インテリアライト。シリコン素材ならではのソフトな手触りと、本体に衝撃を加えると点灯するギミックが人気のポイントだったことをヒントに、いくつかの魅力をプラスしています。 まず、完全オリジナルとなる形状のデザインです。最終的に採用されたアニマルフェイスデザインは、安定して女性や子供に好評で、息の長い商品となる可能性が高くアイテムの魅力を際立たせるエッセンスになりました。 実は、平面でかわいいアニマルをデザインすることは、それほどむずかしくはありません。ただ、今回の商品には「3D化してもかわいい」ことが求められていました。そのため、イヌやネコ、サルなどの候補から幅広い年齢層に安定的に支持されるクマを

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