#10item nameアニマル映え。お掃除グッズに転機がやってきた。正解は、お掃除グッズ × かわいい 。5満員御礼。うける販促品の舞台裏。 「お掃除グッズは、そこそこ売れるけど大ヒットしない。」これは、販促品業界でずっとささやかれてきた定説です。その理由は、「せっかくもらっても使ってすぐに捨てられてしまう」だったり「惹きつけられるインパクトが無い」というものだったり。超えなければならないハードルは高く、販促品としてのお掃除グッズを新たに開発しようとする企業は、ほとんど現れませんでした。お掃除グッズには、進化の余地が無いと考えられていたのです。そんな中、お掃除グッズに大きな転機が訪れます。それは、今や当たり前のように掃除に使われるようになったマイクロファイアニマルお掃除グッズバー繊維の登場でした。 マイクロファイバー繊維は、ナイロンやポリエステルからできた合成繊維の総称で、これまでお掃除道具の定番として使われていた綿素材と比べても、汚れやホコリをしっかり絡め取り、丈夫という特徴を持つ新しい素材。その登場は、お掃除グッズの機能性を一気に高め、瞬く間に家庭のお掃除の定番品として定着していきます。やがて、そのブームは販促品業界にも大きな影響をもたらしました。 マイクロファイバーのお掃除グッズを販促品として成立させるためにまず取り組んだのは、「すぐに捨てられてしまう」や「インパクトが無い」というネガティブな要素の払拭です。 そのために目を付けたのが、「キッチングッズ」や「タオル」といったジャンルで実績が出ていた、「パッケージデザインをかわいくする」戦略です。あえてお掃除グッズらしからぬ、かわいいデザインにすることで、お掃除に興味のない人にも欲しいと思ってもらえる新しい魅力をプラスしようというのが狙いです。その狙いは見事に的中し、販促品のお掃除グッズは「かわいい要素をプラスするのが正解」という現在に続く開発の方程式を導き出しました。Special issueHistory of sales promotion itemにらめっこする?ぜったい負けんけど、、、
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