コラム▲P.210ラバーウッド竹素材ACTION009 麦は世界的に膨大な農産・消費量を誇る穀物ですが、収穫後の麦わらのほとんどは燃やされ廃棄されています。そんな大量廃棄される麦わらを利用し、樹脂に配合させたのが麦わら入り樹脂です。 当カタログの製品は麦わらを25%以上配合。麦の繊維がかすかに見え、ナチュラルな風合いを感じるアイテムになりました。 カーボンニュートラルとは、二酸化炭素をはじめとする温室効果ガスの「排出量」と「吸収量」を均衡させることを意味します。バイオマスプラや天然素材の特性の一つが、このカーボンニュートラル性です。焼却など廃棄時にはCO2を発生させますが、材料の成長過程において光合成による二酸化炭素の吸収が行われるので、 天然ゴムの原料として栽培されているラバーウッドですが、約20〜25年樹液を採取した後は廃棄・焼却されており、CO2排出の原因にもなっています。しかし実は非常に木目が美しく、耐久性もある優秀な素材でもあります。 私たちはこの廃材を再利用し、フォトフレームやモバイルスタンドなどの雑貨に生まれ変わらせました。ライフサイクルで見ると大気中の二酸化炭素の増減に影響を与えないとみなすことができるのです。 2020年10月、日本政府は2050年までにカーボンニュートラル(脱炭素社会)の実現を目指すことを宣言しました。植物由来原料への転換はこの実現に貢献するものとして期待されています。 非常に生育が早く、安定的に利用できる竹の繊維をパウダー状にして樹脂で固めたバンブーファイバー入り樹脂。自然素材を配合することで、合成樹脂使用率を減らすことができます。 当カタログでもバンブーファイバーが25%以上配合されたタンブラーやカトラリーを展開しています。 竹は、強度が強い上に柔軟性もあり、日本でも古くから生活用品に活用されていた優秀な素材です。さらに他の樹木よりも成長が早く肥料も不要なため、伐採しても自然環境のバランスに影響がほとんどないことも魅力です。 そんな植物由来の循環系資材である竹を、カトラリーにしたり、タンブラーの蓋に利用して皆さまにお届けします。ラバーウッドフォトスタンド▲P.228カトラリーセット 麦わら入タイプ▲P.216Biomass Plastic & Natural Material Itemsラバーウッド万年カレンダー▲P.229ラバーウッドリフレッシュグッズ▲P.229バンブータンブラーバンブーマグカップ▲P.205ラバーウッドスピーカースタンド▲P.279カトラリーセットバンブーファイバー入タイプ▲P.217カトラリーセットバンブータイプ▲P.218Maluttoサーモステンレスタンブラー▲P.179・P.196■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■カーボンニュートラルなモノ作り麦わら入り樹脂今、知っておきたい! カーボンニュートラルとは今、知っておきたい!カーボンニュートラルとはバンブーファイバー入り樹脂5バイオマスプラ・天然素材製品の開発バイオマスプラ・天然素材製品の開発
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